フルカラー天体撮影専用ワン・ショット・カラーカメラ

ST-2000 XCM (C =

SBIG社が定義する「ワンショット・カラー」とは、CCDOPSに含まれる専用の画像プロセッシング処理をおこなった上で実現します。従いまして、このCCDカメラで初めに取得される画像は、RGB信号を含んだ「モノクロ画像」となります。また、SBIG社製「ワンショット・カラー」CCDカメラの全ては、その製品性質上「トラック&アキュミレート」機能が使用出来ません



〜 4.2メガ・カラーCCDカメラ「ST-4000XCM」はこちらより 〜

STシリーズカメラヘッドに、オプションのリモートガイドCCDヘッド


ST-2000XCM の外観共通のCCDヘッドは、驚異のイメージング性能に天体撮影専用のパフォーマンスを約束します!
※2006年よりリモートCCDカメラヘッドの外塗装は「黒色」となっております。


ST-2000XCM / XCMi は、STLシリーズカメラ同様に、リモートがイドヘッド対応になりました!



安全性、持ちやすさ抜群!新型ラックハンドルが準装備となりました!




SBIG社製セルフガイドカメラシリーズに2メガピクセル、ワンショットカラータイプCCD素子を搭載した最新型冷却CCDカメラのST-2000XCM/XCMi をご紹介致します。このST-2000XCM/XCMi には、Kodak社製「KAI-2020CM」カラーCCD素子が採用され、素子表面上にオ-バ-レイ(上敷き)されたRGBフィルターグリッドを使用すること以外、この素子はST-2000XMに使用されているのモノクロ素子(KAI-2020M)と基本的に変わりません。SBIG社では現在までにワンショットカラーCCDカメラの製作実験を行ってきましたが、従来からのモノクロ製品と比較して、充分な性能が得られなかったため、この「KAI-2020CM」素子の登場までは「ワンショット」 カラーCCDカメラの生産を見合わせていました。しかし、この度のユーザー様のモニターテストにより、「KAI-2020CM」のカラーCCD素子のスペクトル反応特性が優れていることが証明でき、内蔵の「TC-237」ガイド用CCD素子と2メガピクセルのラ−ジフォ−マットを合わせるこの2000XCM/XCMiは天体撮影に理想的なカメラであるとの結論に達しました。

ST-2000XCMによるテスト撮影を行った際のM33「ワンショット」カラー画像。
撮影者のコメント:「M33はチャレンジのある天体です。このタカハシFCT-150を使用して5分露光した画像を10枚コンポジットを行い、トータル50分の撮影画像としています。この画像に対する各種画像処理は、アドビ社製フォトショップを使用して「コントラスト調整」、その他「ダークフレーム引き算」と「僅かな色調整」以外、基本的には画像処理は行っておりません。上記画像はオートガイディングは行っておりません。他のM33と是非見比べて下さい。このカメラは大変楽しいカメラです」

ST-2000XCMによるエスキモー星雲(NGC2392)撮影

ST-2000XCMによるカニ星雲(M1)撮影

ST-2000XCMによるM81撮影


ST-2000XCM / XCMiカラーカメラのシステム・構造について

Q1)ST-2000XCM/XCMiの画素サイズとチップスペックは?

A1)モノクロのST-2000XM同様の1600x1200画素、ピクセルサイズは7.4μ角です。


Q2)モノクロのST-2000XMと比べ、ST-2000XCM/XCMiカラーCCDカメラは解像度の損失はありますか?

A2)解像度というものの捉え方により、損失の有無のそれぞれの場合が考えられます。総合画素数という点から考察する限り損失は無いと言えます。これはカラータイプのカメラは、基本的に1600x1200画素の解像度のチップを使用しているためで、カラー素子のデータ集計はその画像のカラー自動合成時に計算され、その結果をフルサイズ(1600x1200画素)のデータをダウンロードしている為です。対して、この解像度を「画像情報をより正確に記録する」という観点から考察すれば、モノクロ素子なら素子全域に分布する個々の画素に特定のフィルターを均一に被せ、全画素を一様に使用して撮影が行えるのに対し、ワンショット・カラーCCD素子の場合は下記のように1画素で1つの色情報を取得し、最終的にはカラー画像のそれぞれの画素のデータは隣接画素のデータの割り当てによって計算されてるため、カラー素子はモノクロ素子には決して勝るものではないと言う事になります。

ただし、これらはあくまでもより正確なデータが必要な場合(測定や測光等)に影響する内容であると考えられ、一般観賞用撮影等を行われる場合はあまり影響はないと考えられます。

(X=1,Y=1) →

(X=2,Y=1) →

(X=2,Y=2) ↑

もう一つの例を取りあげましょう。ある天体対称が仮にHα光のみを放出していると仮定し、この対称をワンショット・カラーCCD素子でイメージングすれば、その画像は当然Hα光のみの信号となり、ワンショット・カラーCCD素子の「R画素」のみに画像信号が集中し、他の「G画素」及び「B画素」の信号がほぼ皆無になります。この画像をカラーにすれば、「R画素」の信号にそれぞれの「非R画素」の画素情報が割り当てられるものの、結果としてこの画像の信号は「R画素」のみとなり、モノクロCCDカメラに比べると、若干程度量でありますが画像信号レベルが低くなると考えられます。

Q3)ガイドチップの大きさは?

A3)画素面積7.4μのTC-237H(657 x 495画素)のガイッドチップを使用します。(→ こちらよりCCD素子の詳細資料をご覧頂けます。)(但し、ST-2000XCMiには、ガイドチップは非付属です)

Q4)カラーフィルターホイールを使わないから、ガイド星の取得は楽になりますか?

A4)もちろんです。ST-2000XCM/XCMiのイメージングチップのカラーフィルターが「ビルト・イン」であるため、ガイドチップは常にフィルターなしのフルスカイをみることが出来ます。

Q5)モノクロCCDカメラ同様に、ST-2000XCM/XCMiでもそれぞれのRGB画像ファイルのダウンロードもできますか?

A5)はい、可能です。付属のCCDOPS制御ソフトにより、カラーはもちろん、R/G/Bそれぞれの画像ファイルも別々に取得できます。この画像は、モノクロCCDでキャプチャーされた画像同様に、各種処理が可能です。

Q6)それぞれのRGBファイルを従来通りのカラー処理を行わなければカラー化できませんか?

A6)このST-2000XCM/XCMiでは、従来のように手動にてカラー合成を行う必要はございません。具体的には「CCDOPS」内の「カラープロセス」コマンドを実行するだけで、48 Bitフルカラー画像がモニター上に瞬時に表示されます。

Q7)紫外や赤外はカラー映像にしますか?

A7)はい、影響しますので、取り外しできるUV-IRカットがチップカバーガラス前に設置して、標準装備として出荷されます。このフィルターを外しますと、フィルターなしのカラー撮影ももちろんできます。

Q8)カラーCCDチップにも、Hαなどのナローバンドフィルターは使用できますか?

A8)はい、できます。しかし、カラーCCDと違ってモノクロCCDならすべての画素がフィルターされた画像信号を感知するため、特殊ナローバンドフィルター使用の撮影にはモノクロカメラをお勧め致します。カラーチップを2x2ビニングをし、モノクロイメージングカメラとしてカラーカメラのセットアップすれば、ナローバンドイメージングは可能にはなりますが、モノクロチップと比べて、感度はどうしても低くはなります。

Q9)ST-2000XCM/XCMiカラーCCDカメラの価格は?

A9)ST-2000XCM一式新価格は\468,000-、ST-2000XCMi一式新価格は\398,000-で販売されます。この価格には最新の強力空冷ヒートエクスチェンジャー、水冷支援装置、2インチ及び31.7変換アダプター、12VDC専用電源アダプター、ハードキャリーケースと専用日本語マニュアル(ただ今作成中)及び専用日本語版制御ソフトCCDOPS5.40Jも全て標準装備となります。

Q10)私のST-2000XMモノクロカメラをST-2000XCMカラーカメラに変換できますか?

A10)はいできます。価格は\197,400-(本体価格\188,000-)でアップグレード出来ます。詳細はお気軽にご連絡下さい。

Q11)他機種のカラーCCDカメラも、SBIGラインアップに追加しますか?

A11) はい。4メガピクセルのSTL-4020CMカラーと35mmフィルムサイズを誇る大フォーマットのSTL-11000CMの新型リサーチシリーズカメラを発売中です。このカメラはST-2000XCMと同様にインターラインチップを使用します。価格は標準モノクロカメラ同様の価格で販売されます。最後に、5.1メガピクセルフルフレームタイプの新型チップ使用のカラーカメラも検討中です。このチップは、ST-10XMEに使用しているKAF-3200チップと似ており、小型6.8μ画素を誇りますが、KAF3200と違ってRGBカラーグリッドとABG(アンチブルーミング)防止機能も標準装備となります。価格や他の詳細は規格が決まり次第、お知らせします。


このST-2000XCM / ST-2000XCMi の付属品や基本的な性能等は同社製「ST-2000XM / XMi」と同一となります。

詳細はこちらのページをご覧下さい。





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